古町蚤の市inカリーノMSビル(2024/02/18)

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ノミがわくような古物を売るところから名付けられた蚤の市。ようは中古のフリマだ。

何年も前からフリーマーケットに興味があって、しかし「行ってみたいなぁ」と思うだけだった私……。

だが、“やってみたいなぁ−いなぁ=やってみた”をひとつひとつ達成していくとを今年の目標に掲げている私は去年までの私とは違う!

よく視聴している韓国のVlogerさんがフリマに行ってる動画を上げてるのを見た日が吉日。いや吉月。

熊本であるフリマを検索したら、呉服町のカリーノMSビル(1934年建築の旧三井住友銀行跡)で“蚤の市”が2/17-18に開催されるらしい。2/17は仕事だが、18日は行ける!!忘れないようにスケジュール帳に書き残して一週間が過ぎ……いざ当日。

18日は熊本城マラソンの日。車の点検で車を持っていく時大変な思いをした去年のことは記憶に強く残っている。

(もちろん約束の時間に遅刻した。申し訳ない)

交通規制で運転が大変なので、バスで行くことにした。……ら、ちょうど呉服町がマラソンルートに被っていたのでバスが通ってなくてトータルで1時間ほど歩くハメに…。日傘持ってきて良かった!!!

降りたかったバス停には行けず駅で降ろされた私は一旦休憩のためにスタバに。

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朝ごはん兼昼ごはんに、照り焼きチキンの石窯フィローネと、花見団子フラペチーノを注文。

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石窯フィローネは、ごろごろなチキンと、ちょっと辛味を感じるマヨネーズと茹でたキャベツがマッチしてて美味しかった。

花見団子フラペチーノはちっちゃなモチモチが食感面白かった。さくら餅やさくら餡が好きなのでタイミングがあえば、毎年一回は飲むさくらフラペチーノ。今回はあんまりさくらの風味を感じなかったけど、白餡のおかげか全体的にまろやかで美味しかった。

(二回目だと味の感じがまた違うかもしれないな)

 

そしてまたテクテクとビルに向かって歩いていく。ランナーたちの横を。

初めてマジマジと熊本城マラソンを見たけど、いや、すごい。応援の人たちもすごいし、走ってる人たちもすごい。バカ殿様のコスプレして走ってる人も居たし、それを見た通行人が「殿!もう少しですぞ!」って声かけしてたのが面白かった。

 

さて、ようやくビルに到着。

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ギリシャ様式の外観。夜はライトアップしている時期があるらしい。

こんな建物が銀行なんて、ドラマや漫画みたい。こういう外観の銀行が現実に存在してるのか…とちょっと驚き。探せばいっぱいあるんだろうな。あと、ちょっとハリポタ感を感じる。外国の様式だからだろうか?入り口に仕掛けがあって、マグル(あるいはノーマジ)とは分けられるとか、ありそうじゃない?

というのはさておき。

人が写っているので載せるのはやめておくけど、なかなかの盛況ぶり。海外の方も多くいた。

いくつかのスペースに並んでるのは食器が多かった。雑貨もいっぱいあったけど。いかにも使い古しという感じのもの(ヴィンテージと言え)もあれば、陶器市とかで見るようなお皿もある。

ひとつすごく気になった陶器のコップがあったんだけど、お菓子買った後だったばっかりに予算が足りず断念しました。悲しい。写真撮っておけば良かった。アレでコーヒー飲みたかったぁ…。

(自分用メモとして→流しの器屋 わく和煦さん)

 

それでは購入品の紹介。

門司区のs.tart.innさんのエッグタルト、紅玉リンゴとキャラメルのタルト、米粉カヌレ

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長崎の沖田製菓舗さんの紅茶×ホワイトチョコのどら焼きと、ちょっと違う白餡のどら焼き

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我慢できなくて紅茶の方は車の中で食べました。

ごろっとしたホワイトチョコが食感の違いを出してくれて美味しかった。

 

というわけでそこからまたマラソンを眺めながら歩いてバス停に向かうのでした。

 

フリマに来て食べ物しか買ってないの勿体無いけど、また次の機会に取っておこう。

 

めちゃくちゃ疲れたけど、楽しかった。

またじっくりフリマに行ってみたい。

 

 

Re:『ゴールデンカムイ』+大戸屋の韓国フェア(2024/02/10)

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鑑賞ポイント貯まってたので2回目のゴールデンカムイをキメてきた。

先週はなかったけど、なんか入場者特典貰えた。体格差ヤバい。かわいい。大変良いと思います。

 

 

実は今日のメインは大戸屋の韓国フェアだったりする。

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先週↑の宣伝を見つけたので、どーーしても来たかったのだ。

(私は今年、韓国料理にハマっている)

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あとデザートに抹茶の豆乳チーズケーキ。

ヤンニョムチキンはカリカリ衣にタレが絡んでて美味しかったし、チーズケーキは表面パリパリ中はしっとりしてて美味しかった。

外食すると、自分で作りたい欲高まるタイプ。ヤンニョムチキン、また近々作ろうかな。

来月からのタッカンマリ土鍋風も気になる。

 

そして映画の時間にちょうどいい頃合いになったので、本を閉じて席を立ち、最近覚えた楽天ペイでペイっと支払い。

 

 

⚠️この先は、私 個人 の感覚を書き連ねました。
読んでも面白くないです。
批判的なものと読み取れるものもありますが、私 が あとから見返したときのための記録であり、私 だけ の感覚なので、誰かに 押し付ける つもりも 同調 を求めるつもりもありません。
私 は こう感じたというだけのものです。
読んだ上でのご不満は胸の内に収めていただくようお願いします。
私のため の記録です。
そしてネタバレは盛大にある。

 

やっぱり最初の戦争シーン大好きなんよ。

スギモトがつっこんでいく流れが熱い。不死身のスギモトの知名度が高いのも分かる戦いぶり。

飛んできた爆弾を咄嗟に掴みに走って敵陣営に投げ返すの判断が早くて良い。

 

熊が死んだ後の作り物感強いの逆に安心する。初回も思ったけど、動物の注意書きもホッとした。

 

小樽で早々に出会した脱獄囚ふたりの、雪山で逃げる白石の「アァッ!」が面白くて笑える。

尾形?に襲撃されるところからの流れも面白かった。2回目だから観るところ意識したらなんか見覚えのある死んだ目とヒゲ。Twitterで見かけた顔だ!

川に落っこちてからの白石が離脱するところ、フラグか?とそわそわした。

 

舘ひろしとか玉木宏がマンガ原作の実写版に出るイメージが私にはなかったので、初回のエンドロールで名前見た時も「こういうの出るんや〜〜ほへ〜〜」て思った。

私が知らないだけでわりと出てるのかもしれないけど。

土方が勧誘しに行った牛山のおでこ、角餅にしか見えなくて登場のたびに意識が向いてしまう。

 

チタタプは1回目のとき、アシリパさんがスギモトおちょくってるのかなと思ったけど、違うのかな。

言われたことを受け入れたり、アイヌ文化を理解しようとしてくれたり、真似してくれるスギモト、好感度あがっちゃうね。チタタプチタタプ言うスギモトへのその眼差しはなんなのアシリパさん。

村でのおばあちゃんの言葉を訳したときのやり取りもちょっときゅんとした。

原作未読だから関係が恋愛に発展するのか知らないし、してもしなくても良いんだけど、それはそれとして恋愛をするタイプだったら「ちょっといいな」くらいのところに居そうなスギモト。そのくらいの距離感が私は一番好き。

 

3人に追われたスギモトが穴に隠れたあとの笑えるやり取りのあとの突然のグロさにびっくりした。皮はげたあとも意地で熊を撃って殺すの、執念?信念?なんか強い感情を受け取った。好き。でもエグい。

あと他二人のうち一人が木にぶら下がってるのは謎。

 

小熊を食べると思われてるアシリパさんも、谷垣殺すと思われてるスギモトもその対比が面白い。

村の子供達、髪型が中国の子供に見える。あと謎の楽器はなんだ? ビヨンビヨン。歯が痛くなりそう。

女郎屋?の男の人が言ってた刺青って唇のやつのことなのかな。結婚済みの女性があの刺青入れてるから、それで売ってやろうかって言ってた?

カワウソの頭食べようとしながらためらうスギモトの横で口を開けて真似してる?オソマちゃんかわいかった。

そしてスギモトは人たらしな気がする。

 

鶴見中尉の「戦友たちは〜」のセリフ、何回聞いてもぞくっとする。彼の背景を分かってないので理解できてないと思うけど、そのセリフはたまらない。好きです。

 

牛山と白石の追いかけっこも面白かった。「なんで逃げるんだあぁぁ!」がどういう意図か分からないけど、牛山「居るなら誘おうかな」あるいは「絵に描かせろ」という気持ちだった?だとしたら白石の「皮剥かれる!」との対比でよりいっそう面白く感じる。

牛山の重量感演出も良い。

土方が取りに行ったのが和泉守兼定っていうのが、刀剣乱舞やってる身としてはときめく。

 

鶴見中尉が串刺すのエグい。

それまでの「ふ・じ・み」の流れからのギャップもすごい。

狼が靴下の匂い嗅いでオエッてするのかわいかった。

でもスギモト視点で突然窓の外から全身テカテカ油まみれのふんどし一丁がくるのはいっそホラーでは??めちゃくちゃ笑う。

 

みんなしっかり見覚えがある顔してて、メイクとかヘアセットとかすごい。

オソマのにおい嗅いだ時のアシリパさんの顔とか、月島さんのほうれい線とか、尾形さんの死んだ目とか。

ミリシラ人間でもたっぷり楽しめた映画だった。

続編あるのかな?あったらいいな。

 

 

 

 

 

『ゴールデンカムイ』(2024/02/04)

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ふじもと、アシリパさん、白石、すぎたとかいうキャラが居て、山小屋でなんか鍋食べてむっふんな怪しい雰囲気になる漫画でしょ?知ってるよ。

 

ふぅん、映画やるんだ。実写化? へぇ〜評判良さそうだし観に行ってみようかな。

 

⚠️この先は、私 個人 の感覚を書き連ねました。
読んでも面白くないです。
批判的なものと読み取れるものもありますが、私 が あとから見返したときのための記録であり、私 だけ の感覚なので、誰かに 押し付ける つもりも 同調 を求めるつもりもありません。
私 は こう感じたというだけのものです。
読んだ上でのご不満は胸の内に収めていただくようお願いします。
私のため の記録です。
そしてネタバレはある。
 

 

 

という軽い感じでU-NEXTのポイントでチケットを購入した私。

X(Twitter)で流れてくる情報しか知らないけど、実写映画から漫画原作に手を出すことがあるタイプなので良いだろう。

亜人とか東リべもそうだけど、実写映画の良いところは、原作では緩やかに進んだ展開がギュッと上手くまとまってたり、サラッと流れるシーンがしっかり演出されてたりして、迫力が増すことだと私は思っている。

(しかし進撃の巨人ドラゴンボールは受け入れ難い…)

そもそも私はアニメと比べるなら実写の方が好きだったりする。アニメは声と絵が頭の中で分離して、マイクの前で演じている風景が浮かんで萎えてしまうので(それ以外にも色々あるが)苦手なのだ。

 

ショッピングモールが激混みで駐車場を徘徊して十分。なんとか駐車して時間ギリギリに入館してもぎりしてもらう。(もぎらないけど)

戦争シーンから始まったのでびっくりしたけど、結構ちゃんと戦争映画みたいで見応えがあった。スギモト(フジモトじゃなかった)が敵兵の投げた爆弾投げ返したり敵に飛び込んで暴れたところは手に汗握る迫力。

そうしてこうして金塊をめぐる戦いが始まるらしいんだけども、人の皮を集めるのやばいな。

しかしアシリパさんがどうしても指原莉乃さんに見える……。

白石が顎の下だけ登場したときは千鳥の大吾かと本気で思った。

鶴見?が玉木宏さんだったのはびっくり。ずっと伊勢谷友介さんの声に聞こえてたので笑

双子が狂ってて可愛かった。名前の漢字追うの間に合わなくて二人とも同じ名前にしか見えなかった。

ちょいちょい見かける名前の人が出てくるけど覚えられなかった。

 

スギモトがアイヌの文化に歩み寄っていくの良いですね。

 

戦争のシーンが一番好きですが、熊のシーンとか、雪の中での追いかけっことか、ハラハラドキドキでわくわくしました。

戦ってるシーンは迫力あるし、笑えるシーンもいっぱいあって面白かったです。

また観たいな。

 

 

 

 

彩炉&星乃珈琲(2024/02/03)

昨夏に30の誕生日を迎えたわけだが、私はその年齢に相応しい成長をしているだろうか。なんて考えるまでもなく。脊髄反射で喋る癖と有言不実行な怠け癖。やりたいことが多すぎて結局何一つ達成できない中途半端さ。自己PRなんて見当たらず、語るべき挫折もなく、振り返るべき成長点もないままここまで来た、歳の取り甲斐のない人間である。

 

そんな私の今年の目標は『脱殻』。来年の『脱皮』に向けた準備の年。

新しいことに挑戦しつつ、今まで口にしてきただけの願望を実現するために頑張って、継続する力を身に付ける。

今までしたいなぁやりないなぁで終わらせて見送ってきた、たくさんのこと。の、目の前にあるハードルを飛び越えて実行に移して。

人間としての成長のために努力する一年にするのだ。

 

……と、いうわけで!

本日二月のご褒美DAY。人生初のひとり焼肉に挑戦してきました!!!!

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ひとり映画、ひとりカフェ、ひとりファミレス、ひとりカラオケ、ひとり旅行、ひとりUSJと、あらゆる『おひとり様』を満喫してきた私だが、まだ挑戦できていないおひとり様がある。

それが、ひとり回転寿司、ひとりラーメン……そして、今回のひとり焼肉!!!

焼肉は誰かと行くときにしか行かないものだって意識が私の中にあって、お肉食べたい時は私の懐事情的にちょっと良いお肉が値引きされた時に買って下味付けて焼いたり、ステーキ用の鉄板出して母親に焼いてもらったりして欲求を満たしていたので満足していた。

が、しかし。

外出を予定してゆるゆる準備しながらファンデーションを塗りたくる12時前。突如、網焼きお肉とご飯を食べたい!!!という欲求が天井を突き抜けた。

食べたい。食べたい。どうしても網で焼いたお肉を食べたい。ご飯と一緒にタレの絡んだお肉を食べたい。柔らかいお肉と、コリフニャなホルモンを食べたい。

でも今日ら星乃珈琲に行こうと思ってたのに、焼肉…どうしよう…と悩みながらとりあえず家を出て、気付けばいつもの焼肉屋の駐車場にいた。

熊本に何店舗かある焼肉チェーン店だ。

高級な焼肉店に行ったことがないので比較が出来ないが、やっぱりチェーン店は一定のクオリティが守られてる気がして足を運びやすい。

 

そして、(駐車場でX(Twitter)を開いて“彩炉 ひとり”で検索したらまあまあ数居たのでおひとり様お断りではないはず…)とドキドキしながらついに入店。

すんなり案内してもらえてテーブル席へ。頼むのはランチセット税込1980円。

サラダバーでレタスとコーンとポテトサラダともやしのナムルを盛って席に戻り隣の席の女性3人の愚痴をBGMにお肉が到着するまでもしゃもしゃ。

お肉が届いて焼き始めてジンジャーエールごくごくしている間も止まらない隣の女性の愚痴。

いつもなら置いてあるタレが無かったからキムチを乗せてヒレガリを食べたけど、カルビがキムチに負けてしまってどうもコレジャナイ感。

どうしたものかと辺りを見回すと、テーブルの隅っこに所在なさげに塩胡椒がポツン。この塩胡椒が最高だった。

ヒレガリを始め、セセリにも、テッチャンにもかけた。いやテッチャンにかける必要はなかったんだが思わずかけた。美味しかった。優勝。ご飯が進む…。

サラダも食べて、ワカメスープも飲んで、お肉もご飯も食べて、お腹いっぱーい!!そしてデザートも食べてお腹はち切れそうになりながら退店。

終始愚痴を聞きながらの食事になってしまったのは残念だけど、いつも通り美味しいお肉とサラダバーをありがとう。

 

しかし私、思うのだ。

新入社員(おそらく新卒)が、よそよそしいのも、「お忙しいところすみませんが、お時間よろしいでしょうか」とめちゃくちゃ丁寧な声掛けをしてくるのも、普通のことでは?と。

愚痴を言っていた女性は習わなかったのかもしれないけど、一般的に、就活する生徒はそういう風に喋るよう教えられるのだ。

特に私はビジネス系の専門学校に進んで、秘書検定やらビジネスマナーやらの勉強をしてきたのでよく分かるのだが、社内の先輩や上司にはそういう風に喋るように教えられる。

私も喋り方が丁寧すぎると指摘された側だから分かるんだけども、あなたの部下がそう喋るのは、そう学んだからだと思うのだが……。

 

さて、当初の予定からは全然違う方向に進んでいるけど、どうしようかなと悩む私。

うーん。

なんて悩みつつハンドルを切った先は星乃珈琲!!

さっきお腹いっぱいと言っていたな?その通りだ!だがデザートは別腹。周期的にも過食気味になってもおかしくないし、ストレスでそうなっててもおかしくない。許せ未来の私。

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先月から行きたいなぁと思って調べていた星乃珈琲のオススメメニュー。釜焼きスフレパンケーキ+ドリンク付き¥980。いや、さすがにシングルにした。ドリンクは星野ブレンド。カフェに来たら店名がついたブレンド飲むのがマイルール。

注文からの焼き上げなのか、20分ほどかかると言われたので、『一人称単数』の続きを読みながら待つ。

内装がオシャレだし店員の制服にも圧倒された。ここで作業するのは勇気いるな…してる人もいたけど。

 

一章目の「石のまくらに」と二章目の「クリーム」は読了しているので、本日は三章目の「チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ」を読む。

太字の文章から始まった。なんだ?と思いながら読んでいくと、これが雑誌に載った評論ということが分かる。とある歌手について、主人公が書いた音楽評論だ。

「石のまくらに」では湿り気とこもる熱気を感じて、「クリーム」では(よく分からない)持論を全校集会で話す校長の幻覚を見て、この「チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ」では胸ざわめく高揚を抱いた。

パンケーキが届く。

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丸い皿に載った、分厚い丸いスフレパンケーキ。上に載るのは生クリーム?それにしては見た目がもそもそしている。

案内された通り、はちみつをかけて、フォークで留めて、ナイフを挿し込み、ひとくち。

外がカリッとしてて、中がフワッとしてて全体的にはカリシュワ。絶妙な食感にあふれる多幸感。そしてやっぱりこの白いのはなに?

ちょっとしょっぱみのあるクリーム、美味しい…。はちみつがスフレの切れ目から中に染み込んで、ジュンワリした食感に変わる。

とてもとてもとても美味しい。スフレパンケーキ、というかパンケーキを食べることがおそらく片手で数える程度しかなかったのだけれど、生クリームもりもりパンケーキよりもはるかな充足感が腹と心を満たした。

(いやもちろん生クリームもりもりパンケーキも幸せの味をしていることに変わりはないのだけども)

コーヒーを飲みながらパンケーキを味わうことにしばし集中する。

 

死者は時に、蘇ることがある。けして実体としてではない。ふとしたときに手元にやってきた写真一枚、自分が知らなかった関係者から聞く話、仲間内で語り合う思い出、切り取られた白黒が鮮やかになる技術。あるいは、その人が触れるはずのない社会や文化に触れたとしたらというif。

そういう創作物を見かける機会は多々ある。

主人公が書いた評論は、読んだ者の心を賛否問わず動かして、死者を甦らせるだけの力がある、真に迫る虚構であったということだろう。

それはどれほど、素晴らしいことだろう。そんな体験を、生きているうちに一度くらいはしてみたい。そう心から思わせられる作品だった。

 

読んでいるうちにコーヒーも飲み終わってしまった。

おかわりが半額(衝撃)らしいので彦星ブランドを注文する。ついでに星乃珈琲のレモンパイも注文。食欲が止まらない。ジム頑張るので許せ未来の私。

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メレンゲ生クリームの甘さとレモンカードカスタードの酸っぱさが絶妙で美味しかった。

 

次の「ウィズ・ザ・ビートルズ With the Beatles」は、思い出と音楽の結びつきは強いことを改めて思う話だった。

私の場合は、幼少時代に母の車で流れていた久保田利伸やキロロ、宇多田ヒカル……学生時代に聞こえたHYやコブクロ、AAA、サスケ、BUMP OF CHICKEN……だろう。もちろん全部の曲を知っているわけではない。自分の意思で聴いていた歌手や歌もあれば、テレビや有線でしょっちゅう流れていて覚えている曲もある。サビだけを知っている曲も多い。

小〜中あたりで見ていた『アニマル横丁』の公式サイトにあったゲームのBGMはいまだに口ずさめるくらいに印象に残っている。

音楽は、人の一生と密接な関係にあるなとしみじみ。

 

しかし私、ビートルズについては「Yesterday」「Hey Jude」などの音楽の教科書に載っていたものを知っている程度なので、ぶちまけられた情報を拾うのにいっぱいいっぱいだった…笑

 

 

本当は、星乃珈琲でモーニング→料理教室体験→映画→買い物→ジムという予定を立てていたのだが、料理教室の勧誘が凄まじい(仕方ないにしても)から諦めたことと寝坊したことで予定崩れたのだが、総合的に楽しい一日になったのでヨシ!

 

ついでに、

ドラッグストアで見つけたガチャガチャを思わずガチャガチャする。

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目当てはディオ!!

……

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やったーー!にこにこ!!

 

それからよくいくスーパーでこんなチラシを見つけた。

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来月まであるみたいなので、来月のご褒美DAYに行こうと思う。

ミスフルーツパーラー(2024/01/13)

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2024/01/13
ミスフルーツパーラー』
人生で初めての村上春樹の本を抱えて、人生で二度目のフルーツパーラー。
なにかの用事で大江を訪ねた数年前。歩き通しで痛む脚を休めたくて、どこか入れるお店がないかと探して見つけたのがこのお店。
入ってみたら名前の通り光り輝くフルーツを使ったスイーツがケースに並んでいて、目移りする。
中に通されて渡されたメニューで、イチゴのパフェを選んだ記憶がある。当時の写真はたぶんデータのどこかを探せばあるけれど、それはおそらく昔使っていたパソコンの中。
また行きたいなぁとぼんやり思いながら昨年末、熊本の美味しいお店を調べながらぼーっとしていたところに見覚えのある店名を見つけ、インスタのアカウントをフォローしたところ閉店のお知らせに目を丸くする。
リニューアルのためとはいえ、このまま行かずじまいというのは胸に煙がくゆるだろうと年明けに足を向けることを決意。
期せずして二度目もイチゴの季節。
注文はQRコードで自分のスマホから。初めての時は、キャッシャーというか、なんと言うか。会計の方法が見たことのないものだったので驚いたものだが、注文もこんなに進化してるとはとまたしても驚く。
今回もイチゴのパフェを頼もうかと悩むが、思い出の形状とは異なる模様。たぶん、記憶があっていれば。
悩んだ結果、イチゴのタルトセット(税込950円)に決める。
少し手こずりながらも注文に成功してホッとしながら、カバンから村上春樹の『一人称単数』を取り出す。短編集だ。長居する予定はないので、一章読めれば良いくらいの時間になるだろう。
正直なところ、しっかりとした読書は中学時代以来。書店アルバイトをしていたうえ、本屋が好きなので積み上がる未読本。今年は本を読もうと目標を立てるも挫折するを繰り返す私。そしてまた、一冊の本を買った。それがこの『一人称単数』。手に取ったことがない、村上春樹
昨年30歳になったので、良い加減にどうにかしたい、どうにかするには良い区切りと奮起して、積み上がった本の一番上のソレを持ち出したのだ。
(ちなみにこの本を買ったのは、今年に入ってからである)
タルトが到着するまでのしばしの間、表紙を開く。
“男”が記憶の中の朧げに鮮やかな“女”のことを語ろうとする話が始まる。
半ばより少し手前でタルトとドリンクが到着。

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まず最初にサイズに驚いた。本日二度目の驚き。小さくてかわいい。句読点の前に()がつく感想。でもよくよく考えたら、ドリンク付きでこの値段なら、全然アリか…と溜飲を無理やり落とす。問題は、味である。
フルーツのお店に来ておいてなんだが、私、フルーツを食べると喉が痒くなったり、舌が痺れたり、気分が悪くなったりして、普段滅多に食べない。瓜系が特にそう。スイカもメロンも食べられない。シャインマスカットも、キウイも、バナナも、ミカンも、もちろんイチゴも得意ではない。
あとちなみに酸っぱいものがとってもとっても苦手だ。顔が全部真ん中に寄るし、目が開けられなくなる。表現するなら( ∵ )という顔。ピュレグミですらこうなる。
しかし昨年、家の冷蔵庫で熟れに熟れたキウイを見つけたので食べてみたら、ちょっと喉がもやっとした程度でパクパクいけた。祖母が買ってくれたシャインマスカットも同じくパクパクはいけた。
…これは、いけるのでは?!というワクワク感もあってこのお店に来たのだ。


残念ながらエスプレッソマシンが故障中と言うことで、イングリッシュブレックファストという紅茶を注文。砂時計と共に出され、砂が落ち切るのを待って、カップに注いでからまずひと口飲んで、フォークを手に取る。
タルトの外側に飾られたイチゴを刺して、大胆にひと口。


あ、甘い!


ケーキに乗るイチゴに酸っぱさを求めていないタイプの人間なのだが、このイチゴは甘くて、酸っぱさに目が萎むことはなかった。
美味しい!嬉しい!
ちょっとばかし喉が痒いかも?と思ったけど、2つ目3つ目食べる頃には落ち着いた。
クリームも美味しいし、緑の粒々(ピスタチオ?)も美味しい。
甘いイチゴ。練乳いらずの甘さ。とても良いです。嬉しい。
紅茶をストレートで飲みながら、タルトを食べ進める。
サイズに驚いてしまったが、味に大満足。食べた後の感想はドリンク付きでこの値段はお得〜!というものだった。確かな満足感を得た。
紅茶を飲み終わるまで一人称単数を読み進め、ちょうど一章読み終えたところで完飲。紅茶も飲みやすくて、美味しかった。
“男”が思い出す“女”が書いた短歌は、胸をざわめかせる夜の海のような感覚を抱いた。短いけれど、ストーリーが映像のように浮かぶのは、この話がそうなのか、それとも村上春樹の作風がそうなのか。
なにはともあれ、目指せ月一積読読破。目標は低く。継続が目標の根っこ。


ミスフルーツパーラー、もっと他の季節も行っていれば良かったなと、寂しさのような後悔を抱えて店を出る。片手にはショーケースの中にあったプリン(550円)ふたつ入った袋を下げて。

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そういうわけで、今年最初の月一ご褒美DAYは終了。


母にあげたプリンから、味見と称して3口。プリンもなめらかでとろりとした重みがあって、大変美味しかった。
リニューアルがどうなるのかは分からないけれど、インスタフォローしたまま楽しみに待つことにしようと思う。

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『M3GAN』(2024/01/04)

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前に映画館の予告で観て気になってたものの観る機会を逃して忘れていた映画「M3GAN」。
配信開始の情報と共にその記憶を思い出し、これは観ねばと配信サイトを確認すると…アマプラ!!
会員登録しているU-NEXTではポイント消費すれば観れるけど、48時間レンタル…DVDを借りるのと、どっちがお得かしら?と考えながら数日…。


そういえば妹がアマプラ無料期間抜け損ねのズルズル会員だったな?!と思い出してテレビの前にいそいそ座る1月4日。年越し休暇の最終日。
甥っ子に壊され画面に七色の線が無数に走るテレビでM3GANを探して再生するお昼前。
(妹→Netflix、アマプラ/私→Hulu、U-NEXTをテレビに繋いで家族で観れるようにしている)

(写真は字幕だけど私は吹き替えで観ました)


結論から言うと、
結構グロいシーン多いけど観てよかった!でも映画館で観なくて良かった!!でも映画館の迫力で見てみたかった気もする!!というか壊れてないテレビで観たかった!!
私、グロテスクなホラーシーンが苦手なので、ホラー系気になってもひとりで観たことがないのです。手術シーンとか苦手だし、鮫映画も観る気があんまりしない。
ホラー系はどちらかというと、無言で観続けること、停止して時間を置くことごできないことが私的に厳しい感覚。(映画予告でホラー映像流されるの苦手)
すぐびっくりする人間なので。
ストーリーはAIロボットが女の子を守るために制御が効かなくなるっていうのは予告で知ってたけど、そこまで行くんだ!って気持ちで中盤からドキドキしながら観てました。
(ミーガン、可愛かったのでグロシーンでも観てられた…笑)
結末で「アー、これは…」っていう、観る側に考察などの余韻を残す映画の作り、面白いし楽しいけど答えも欲しくてもやもやどきときします。
亜人の実写映画とかもそう(最後の帽子を拾う男の手のシーン)
とても見応えあって、配信情報ゲットできて良かったです。

 


⚠️この先は、私 個人 の感覚を書き連ねました。
読んでも面白くないです。
批判的なものと読み取れるものもありますが、私 が あとから見返したときのための記録であり、私 だけ の感覚なので、誰かに 押し付ける つもりも 同調 を求めるつもりもありません。
私 は こう感じたというだけのものです。
読んだ上でのご不満は胸の内に収めていただくようお願いします。
私のため の記録です。
そしてネタバレはある。
 
 
 
ミーガンの前身である?ペットロボットのCMから始まったの、マジでDVDによくある本編前の広告だと思った笑
雪道運転のシーンでずっとケイディがタブレットに夢中だったシーンのあとにジェマの「タブレットを使ってもいい」というシーンがあって、これでずっとタブレット使ってるシーンが来て展開していくのかなって思ったら絵を描いてジェマに持っていくシーンに飛んで、私は置いていかれました。そうはならんやろ…なっとるやろがい!そういう感じ。
でもそのときの会話がミーガンが完成するキーポイントなんですね。
「それ以外のおもちゃはいらない」
たしかに、遊んでくれて、話を聞いてくれて、教えてくれて、傍にいてくれて、あなたが私のすべてって瞳で見つめてくれる。世界でたったひとり、自分のためにいてくれる。子供も大人ものめり込むでしょうね…。傷ついているならなおのこと。
ミーガンが出来てすぐ、紹介動画を撮影?している内容を見て、「でもこれだと親との交流って出来ないよね」と思いましたが案の定すぐにジェマは同僚に疑問を投げられてましたね。
ケイディがジェマを嫌がるシーンが中盤から出てくるようになってきてて、ミーガンに夢中になっていく描写もそういう、ジェマがケイディとの時間を作らなかった結果なのかな…と思って観続けましたが、それが予想できうるまさかの展開。いつからその仕込みが始まってるのか、もう一回観ながら考察するのもいいですね。
 
あの火事がどのくらいの被害になったのか(スプリンクラーは止められた)、同僚がどうしてほぼ無傷で助かったのか(発火地点)、ケイディはどこから手袋を調達したのか(私はジェマが使うのかと思ってた)が謎ですが、
まぁ最後の手袋のシーンは、ケイディが自分の意思でミーガンを手放し、ジェマを守ることを選択したということを表現するために必要だったのでしょうが…。(その選択のきっかけはビンタ後の対話だったのでしょう。やはりふたりは先に対話すべきだった。出来たかどうかはあの状況では双方無理だっただろうけど)
決着をつけるまでの数分がちょっと私個人的にもやっとしましたが、最後の最後にアレクサみたいなやつが起動したシーンでテンション上がったので良いです。
 

ただ、ミーガンがケイディに「クソガキ」って言ったのが、ちょっと残念だった…。

 
私としてはミーガンの、人で言うところの精神が破壊直前に移行したのでは?という予想。
大体のホラー系はそういう「まだ終わってない」感で余韻を残すからタチ悪い。そこが好き。

 

観れて良かった!

製作に関わったすべてのひとに感謝です!!

『ゲゲゲの謎』(2024/01/03)

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巷で噂の「ゲゲゲの謎」。
幼少期、チラと見覚えのある「ゲゲゲの鬼太郎。そしてチラと見覚えのある朝ドラ「ゲゲゲの女房」。
その誕生の話と聞いて気になったので、新年1発目の映画としていつもの映画館に来ました。


まず結論から書くと、
ラスト数分で心臓持っていかれました。
しんどいオブしんどい。キュッとする心臓とやるせない感情。
観に来て良かった…。
墓場鬼太郎がU-NEXTで見放題らしいので、ちょっと手始めに1話から観てみます。
ストーリーの「間」が好きな人からすると映画1本にぎゅっと内容を詰めてあるので展開に置いていかれてる感じがするかもしれませんが(私は感じた)、ラスト数分でぜんぶひっくり返りました。観るか悩んだけど、観に来て良かったです。
2回目は観るか分からないけど、ラストシーンは何回も観たい。あれはきっと私の性癖。机に爪立てて引っ掻きながら悶え苦しむタイプの性癖。心臓に生えた釣り針に引っ掛かるやつ。好き!ていう感じじゃないやつ。この感覚わかる?
あと猫娘の誕生がどういうのか知らなかったので私はサヨさんが猫娘になるの…??とずっと勘違いしながら観てました。リボン…リボンが…似てた…似てない?そっか…。

 

 

 


⚠️この先は、私 個人 の感覚を書き連ねました。
読んでも面白くないです。
批判的なものと読み取れるものもありますが、私 が あとから見返したときのための記録であり、私 だけ の感覚なので、誰かに 押し付ける つもりも 同調 を求めるつもりもありません。
私 は こう感じたというだけのものです。
読んだ上でのご不満は胸の内に収めていただくようお願いします。
私のため の記録です。
そしてネタバレはある。

 


私、先に書いた通りゲゲゲの鬼太郎の記憶はうっすらなのです。
まぁキャラクターのことは覚えています。鬼太郎と目玉のオヤジはもちろん、猫娘、ネズミ小僧、子泣き爺、砂かけババア、いったん木綿、あずきとぎ…。
あずき研ごうか人取って食おか。あってるかな?このテンポ、頭にこびりついて数十年(笑)
妖怪が好きで、本棚には妖怪の図鑑なんかもあり、いつか妖怪の話を書きたいなぁと考えたりもしているのですが、実のところ昔々ちょろっと読んだ水木しげる作の妖怪図鑑がきっかけ(単純に私の妖怪観との解釈違い)で鬼太郎から距離を置いていたのと、アニメで絵柄がガラッと変わってまた一、二歩ほど後ずさったここ数年。
(私は墓場鬼太郎の方がまだ雰囲気的にちょっと取っ付きやすいかなと思いながら手を出していない…)
ゲゲゲの謎という映画があると聞いてソワッとしつつ、でも鬼太郎のこと全然知らないしな…と思いスルーして…
でもでも私、


チャーリーとチョコレート工場の映画見たことないけど最新作観に行ったし、
鬼滅の刃も漫画読んでなかったけど無限列車観に行ったし、
亜人も漫画読んでなかったけど実写観に行ったし、
銀魂も漫画読んでなかったけど実写観に行ったし、


…良くない? 知らなくても観に行ってもよくない?
という気持ちと、
でもアニメ映画は私個人の感覚で合わないことが多いからなぁ、うーん…
という気持ちに挟まれ悩んで年越し2024年。ハッピーニューイヤー。新年早々水分不足でよく起きる発熱頭痛で二日寝込んで回復した後、U-NEXTのポイントもあるし映画観ようかなと思って、選択肢を3つあげてちょうどいい時間にあるやつ観ようと映画館へ。
(選択肢1・ゲゲゲの謎、2・ウィッシュ、3・窓ぎわのトットちゃん)(全部アニメ)
映画館に着いたらちょうど20分後にゲゲゲの謎が上映らしい。これは観るしかないと発券。


上映が始まると、山を登る記者と追い返す鬼太郎と猫娘…。
(目玉オヤジのあの男も来るだろうってセリフがあったと思うんですが、私は水木と思ってましたがコレは結局誰?)
最初から最後まで話がトントン拍子に進むし、日の経過が寝起きでしかないから分からないから微妙だけどアニメ系に良くある(と私は思っている)一日二日を数ヶ月〜数年のように取れる表現…ずっとエッ?エッ!エェッ!?な感じで数歩後を追いかけてる気分。
あと急速急展開な恋愛描写。
私はこれらが苦手でアニメや恋愛物を避ける傾向があるのですが、
(追加で、声の表情とストーリー展開の乖離が強いと私が感じる作品)
本編ずっとこんな感じだったものの、でもストーリーは気になる展開だったので見応えはありました。
奥様と石田彰のひと、過去に報われなかったアレソレがあったらいいな!天河のナキア皇太后とウルヒみたいな…。黒の太子とお姉様みたいな…。この辺はたぶんちょっと性癖。
まぁ、全然違うかもだけど。
石田彰のひとは気弱なひとと結婚してるぽいけど、そこに愛はあるんか!?なさそう。ないかなぁ、あるかなぁ。このふたり、流行りのなろう系の失敗ルートみを感じる。


水木のあのパタっと切り替わるのは、彼の感情が戦争を経て欠如あるいは閉塞されたという表現のひとつなのかな。
あんなに叫んでたのに、ゲゲローの言葉で切り替わってたから気になったんですけど、これが「間」の切断による切り替わりではないことを祈ります。これがそうなら私はアニメ映画からもっと遠ざかる…。


あとゲゲローの奥さんは、
姑獲鳥とお岩さんとお菊さんと幽霊飴がモデルなのかな。
赤ちゃん妊娠し続けるのと、血を吸われた後の顔と、井戸の底に居るのと、墓から赤ちゃんが産まれてくるのと…。


それから気になってたのは、なんかネズミ小僧、私の記憶よりちんまり丸々してる気がするんですけど、新しいアニメの作画だとそうなってるの?
もっとひょろりとしてた気がする、、、目印の黄色い服もない…ひとりだけ圧倒的に絵柄が違う。
ついでにモブがみんな昔の鬼太郎っぽい絵柄なのに、メインどころだけ現代風の絵柄なの謎…笑


そして強いていうなら水木のデザインがドッ好み。好き。


とまぁ、いろいろ書き連ねましたが、


ぜんぶひっくるめて、観ることができて良かったです!!
制作に携わった方すべてに感謝!!!